タツノオトシゴとサムスカーラ

前回の記事でチラリと出てきた海馬について。


新しい記憶や印象は、タツノオトシゴの形に似た海馬で整理整頓されて短期保存されてから、必要なものや印象的なものと認識された記憶が、記憶の倉庫の大脳皮質に転送されるそうです。

その転送の流れを順調にするためには脳を癒すことと、良い質の睡眠が大切になってきます。大脳皮質は寝ている時に海馬の記憶を復習して、必要な記憶を大脳皮質に定着させるといわれています。


また、海馬はとても繊細な脳。ダメージを受けやすい部位だそうです。

昔のことは覚えてるけど、最近のことが思い出せない・・・とか聞きますよね。


嗅覚がキャッチするアロマの芳香成分は脳に直接届く癒し成分。

その香りの刺激で、記憶機能や睡眠も良い状態に持っていけたらいいですね。



ちなみに記憶についてアーユルヴェーダでは・・・。


チッタ(=潜在意識)に記録された、経験によるすべての“印象”はサムスカーラと呼ばれます。

そのサムスカーラは、たとえ辛いものや忘れたいものであっても消せないそうです。

でも記憶の倉庫の奥にしまうことはできる。

トラウマや辛い記憶を忘れる事は出来なくても、表に出てこないように倉庫にしまって、乗り越える方法はある。

という感じで習いました。

きっとアーユルヴェーダで記されているのは、解剖学で説明できない心に関わる深い事なんだと思うけど、なんとなく脳の記憶と共通点を感じるチッタとサムスカーラでした。

ra-saya-na's blog

アーユルヴェーダと植物セラピーにわくわくの日々

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