芯の強さ【サンダルウッド】の精油

木の「年輪」って言葉久しぶりに聞いたかもしれません。

子供の頃は学校で習ったり切り株で観察した気がするんだけど…。

「年輪の新しい層は内側と外側どっちでしょう?」と聞かれて、

皮膚の角質層をイメージして内側ー!とつい思ってしまったけど、ちがうちがう。

外側の層が今生きている層で、内側は過去の層。


精油の「サンダルウッド」はビャクダン科で、木の心材(中心)から抽出されるもの。

年輪の中心部、過去の層に存在する精油。


サンダルウッドの木は高木で、周りの木よりも高く成長しないと、他の木の葉の影になって太陽を浴びられなくなってしまう。太陽を浴びられないといずれは腐って倒木してしまうので、強く高く成長していくため腐らない様に精油が中心部を守っているそうです。


内側から支える生命力溢れる精油の存在。すごいなぁ…。



【サンダルウッド】

サンタラム アルバン(インド)

サンタラム スピカータ(オーストラリア)


科名:ビャクダン(白檀)科


抽出部位:心材


抽出法:水蒸気蒸留法


特徴的な芳香成分:

セスキテルペンアルコール類の

サンタロール→心臓強壮作用(NARD辞典)


産地:インド、インドネシア、オーストラリア(インドマイソール産が高品質だけど入手困難)


特徴:

○インドの寺院で古くから儀式や瞑想時の薫香で使われていた

○深い眠りや瞑想に導く香り

○調和と鎮静の働き

AEAJ→消毒・消炎・鎮静・去痰・エモリエント・抗うつ(落ち込みが激しい時は避ける)
NARD→静脈鬱血除去・リンパ鬱滞除去・心臓強壮・鎮静・精神安定


~アーユルヴェーダ~
冷性(温性と記載されている文献も有り)
湿性
甘味と苦味
Vと P鎮静、K変化なし


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アーユルヴェーダと植物セラピーにわくわくの日々

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