キャリアオイルについて気になっていたこと

キャリアオイルが大好きです。

温かくて肌に馴染んでいく感じがなんともクセなる・・・!


精油ももちろん好きですが、もともとは「キャリアオイル」がオイルを使うセラピストのお仕事に惚れたきっかけです。


最初の使い始めたのはオリーブオイル。

オイルの使用方法の幅広さを知った頃から、メイク落しも肌や爪の保湿も髪のパックもオイルを使用するようになり、今に至ります。


オリーブオイルから始まり、スイートアーモンド、セサミ、マカダミア、アプリコット、ローズヒップ、アボカド、アルガン、スクワラン、ホホバ、キャスター、椿、ココナッツ、ファーナス、カレンデュラ、ライス etc...いろいろ興味本位で使ってみました。


そしてそのキャリアオイルについて前から気になっていたこと。


『オイルってどこまで浸透してるんだろう??』


キャリアオイルによって運ばれたアロマ(精油)の微量の成分が、真皮まで吸収されて血管に乗って全身を巡る、というのはよく聞く話かもしれません。

メディカルアロマNARDのテキストにも、ラベンダー精油をピーナッツオイルで2%に希釈して10分おへその周りをトリートメントした結果、20分後から血液中にラベンダーの成分(リナロール・酢酸リナリル)が検出されて90分後に血液から消失した、という実験についての記載がありました。


キャリアオイル単独で使用した際にも、肌がもちもちと潤うのは確かなので角質層への浸透は感じます。

あと、オイル単独でも塗ると関節や筋肉の動きがよくなるような体感はあるんだけど、

実際に経皮吸収(真皮まで届き毛細血管に入る)してるかは気になる所。


さっそく調べてみると、

キャリアオイルは分子量が大きいけれど、肌の真皮(毛細血管がある層)に直接つながっている毛穴(汗腺、皮脂腺、毛包)から浸透して、そこからごく少量が毛細管に吸収(経皮吸収)されると考えられるようです。

とはいえ、キャリアオイルの人の肌への皮膚吸収に関する資料はなかなか見つからず。

血液や尿の成分を調べたとしても、キャリアオイル由来の成分かを断定するのは困難のようです。

でもマカダミアナッツ油の代謝物(パルミトレイン酸とオレイン酸)が、背中から上肢にかけての20分間のマッサージの結果、血液中から検出されたという記録はあるみたい。



しかーし!!


アーユルヴェーダは壮大です。


私が学んだスクールでは、オイルが浸透するまでの時間は、

「髪の深部まで1分5秒、皮膚2分13秒、血液へ2分40秒、筋肉へ3分10秒、脂肪へ3分48秒、骨へ4分、骨の内部へ4分45秒」という資料をいただきました。


セサミオイルについて書いてある書籍の文章を参考にすると、

「肌にぬると、毛穴から毛細血管に入り、そこから全身をめぐり、15分もすれば骨まで浸透するといわれています。この方法で体内に吸収されたごま油が身体の隅々に行き渡ることで、からだに溜まった過剰なヴァータが除去され、からだの乾燥やもろさを解消してくれるのです。」

と書いてある。


何千年もの歴史あるアーユルヴェーダに記されているとなると、エビテンスがなくても(知らないだけであるのかもしれない)それを超えた説得力を感じちゃうのは私だけかしら。


アーユルヴェーダで代表的なセサミオイルやギー、その他のオイルについてもこれから書いていきたいなと思います。




参考書籍

マイキャリアオイル・バイブル

10歳若返る魅惑のアーユルヴェーダ

白ごま油ぬるだけ健康法

NARDテキスト


ra-saya-na's blog

アーユルヴェーダと植物セラピーにわくわくの日々

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