アーユルヴェーダの案内人

先日アーユルヴェーダのベーシック講座を修了しました。まだ他の講座でスクールには通い続けますが、メインの講座は一段落。

アーユルヴェーダはかなーり深い哲学と科学で、初めは「あわわわわーっ」となりましたが、だんだんと引き込まれていきました。

アーユルヴェーダって何？

って聞かれて、いざ説明しようと思うと壮大すぎてモジモジしちゃうけど、思いきってざっくり自分の言葉で表現すると、

『身体が生まれ持ったバランスを保ち(プラクリティ)、心が明瞭で純粋(サットヴァ)な状態に近づけば、心身ともに健康でHappyな生活を送れる！そうなるための方法を扱う世界最古の智慧の宝庫』

これが今の私が表すアーユルヴェーダです。

アーユルヴェーダって「額にオイル垂らすインドのあれだよね！」と思われがちだし、私もその印象を持つ一人でした。

でもその施術はほんの一部分に過ぎなかった。

アーユルヴェーダには、毒素(アーマ)を溜めない生活、ドーシャを乱さない生活、サットヴァを目指す生活、それぞれに対する沢山の知恵が記されています。

それでも毒素が溜まってしまった時、不調を改善したい時には、ドクターによるハーブやスパイスの生薬の処方や毒素排出が行われます。アヴィヤンガやシロダーラはその毒素排出法の一部。

ちなみにフルコースで行う毒素排出法は、前処置(生活改善やアヴィヤンガなどの油剤法)→ドクターが行うパンチャカルマ(最強で強烈な毒素排出法だと私は思う)→後処置(ラサーヤナなど)という工程を何日かかけて行うものです。

でも日頃から体質に合わせた食事、運動、生活を送り、その中で必要に応じて自分でハーブやスパイスを取り入れたり、セルフトリートメントをして自己管理が出来たら、もしかしたら毒素排出法は使わなくても済むかもしれない。

それって良いなーなんて考えてたら・・・

私はセラピストだから施術で健康や美容に働きかけるのが仕事なんだけど、生活方法が変わらない事には施術だけでは一時的な効果しか得られないから、本当は自分の力で健康も美容も手に入れられる生活を送れるのがベストかなと思っていて。ん？でもそうなると施術するお仕事って・・・思考ぐるぐる。笑

しかし飛び交う情報、溢れる選択肢、キャパを越えた目の酷使、複雑な人間関係、仕事中心の生活リズムetc...

これらから逃れて理想的な生活に切り替えるのって、実際はとてもハードルの高い事だと思います。

だから“手当て”という意味でもトリートメントは必要とされ続けるかもしれません。

とはいえ、やはり自分をよく知って自分のバランスを自らの力で整えていくのって素敵な事だと思うので、トリートメントをするだけではなくて、お客様の「自分を診る力」を引き出せるセラピストを目指していきたいと思います。

まず「自分に合った」を見つけてそれを大切にしながらシンプルに🌱